彼女は1億円で愛情を買う ねほりんぱほりん『ホストに貢ぐ女』感想
ねほりんぱほりん『ホストに貢ぐ女』を見た感想です。
番組では『ホストに貢ぐ女』として3人の女性が出演していました。
そのなかでも、ミズキさんが私にとって、特徴的な『ホストに貢ぐ女』でした。
1億円をあなたならどうする?
ミズキさんが今までにホストに貢いだ額は1億円を超えているそう。
「1億円も……!!どうして?」
普通の人だったら誰しもがそう思いますよね。
そして、そのお金をどうやって用意しているのか。
エース:ホストが抱える客の中で、1番お金を使ってくれる客のこと
ミズキさんの1日のスケジュールが画像に載っています。
睡眠時間が書かれていない円グラフのスケジュールなんて、初めて見ました。
なんでも、仕事の合間のスキマ時間で仮眠をとってしのいでいるそうです。
どうして、彼女はここまでしてホストのために働いて、ホストクラブに通い続けるでしょうか?
これはミズキさんの複雑な家庭環境に起因しているようです。
常に期待され続けてきた人生
常に親の期待に応えるように生きてきたミズキさん。
親が敷いたレールから踏み外さないように。
踏み外したら、愛してもらえない。
普通の家庭で育てば、当たり前に貰うことができた愛情をミズキさんは期待に応えたときにしか、もらうことができませんでした。
ですが期待に応えさえすれば、愛してもらえる。
期待を上回ったら、それ以上に……。
あなたがこのような家庭環境で育ってきたとしたら?
私だったら、頑張ってしまいます。愛してほしいから。
大多数の人が途中で音を上げるような途方もない期待でも、ミズキさんにはそれに応えるだけの高い能力と適正がありました。適性があった人が小さい頃から、そのように育ったら……
期待に応えれば応えるほど、愛情をもらえる。
期待に応えられなければ、愛情はもらえない。
このシンプルな図式が心につくられていきます。
ホストはお金を使えば使うほど、必ず優しくしてくれます。
そして、お金を使えなくなったら、もう愛してはもらえないのです。
期待に応え続けてきた人生だからこそ……
誰かに期待されなければ、どこに進んでいったらいいのか、わからなくなってしまう?
ホストは私にとって生きる意味、頑張り続ける理由をくれるからやめれないんですよね。その期待に応えられなかったときはもうしんどい。
【テキストまとめ】ホストに貢ぐ女・後編:ねほりんぱほりんブログ より引用
ミズキさんにとってホストは、人生の指針でありコンパスになっています。
お金を使って欲しいと求め続けられることで、自分の進むべき方向がわかる。
そして、これだけのお金を用意出来て、この人のためにすべて使うことができる自分はすごい。
ホストのためにかけた時間やお金、労力がすべて自分の価値につながっている。
番組でも言っていたように、終わりがありません。
一度達成してしまうと、期待はされ続けます。
そしてそれが当たり前のことになり、期待に応えられるのが普通になるのです。
そして期待に応えることができなくなったら……
今まで積み上げてきたものはすべてなくなってしまう。
とても怖いですよね。積み上げていけばいくほど、やめることができなくなる。
身を滅ぼすかもしれない"幸せ"
ホストにハマっていると聞くと、どんなイメージを思い浮かべますか?
私は堕落した金銭感覚の桁が狂っている女性を思い浮かべますが、この放送ではまったく違った面が見えました。
あなたはどう思いましたか?
何か1つのことに自分の人生をすべて捧げられてこれだけ打ち込めるのは、幸せなことかもしれません。
たとえ身を滅ぼすかもしれなくても。
◆ ◆ ◆
< 問題 >
この本によれば、人生最後の日に笑って死ぬことができる人はたったの10%。
残りの90%はどのような最期を迎えるのでしょう?
どうしたら笑って死ぬことができる10%になれるのでしょう?
↓
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