なぜ私は1年も使わなかったシーツをずっと捨てられなかったのか
つい先日使わなくなったシーツを捨てました。
接触冷感
このシーツは今話題の接触冷感のシーツで、触るとひんやりしています。
とても気持ちがいいシーツでした。
これを使って寝れば夏の寝苦しい夜も改善されるんじゃないかと、ワクワクしながら購入したのを覚えています。
ですが、結局使わなくなりました。
しかも使ったのは3日くらい。
完全に無駄な買いもの。
たしかに接触冷感って触るとひんやりしていて気持ちがいいのですが……。
しばらくすると、ひんやり感はなくなってしまいます。
体温が接触冷感に勝ってしまうんですね。
使わなくなってからは……
使わなくなってからは、圧縮袋に入れて押し入れにしまっていました。
この時の私はこう思っていました。
「まだ使えるし、とっておこ、もったいないし」
「来年になったらまた使うかもしれない」
「頑張って運んだものだしな」
というのも、私は車を持っていません。
だから、このシーツも自転車に乗りながら家に運んだのです。
それがけっこうしんどかったんですね。
シーツを見るたびにその記憶が呼び起こされて、なかなか捨てるに踏みきれなかったんです。
捨てようと思い立っては思い出して……捨てようと思い立っては思い出して……捨てようと思い立っては思い出して……
その繰り返しが1年ほど続きました。
「もう捨てよう」
「そもそも使っていないんだから」
「いらないじゃん」
そう思っても頑張って運んだ記憶を思い出すたびに捨てることができませんでした。
捨てることを諦めた
だったらもう諦めて、そのシーツをまた使うことにしました。
捨てられないんだったら使おう。
ですが、そのシーツはもうホコリ臭くなっていました。
干しても変わりません。
「この上で自分は本当に寝るのか……?」
そう思ったら、そのシーツが急に色あせて見えました。
その日のうちにシーツを処分しました。
メガネをつけて見回してみよう
捨てたくても捨てられないもの。
あなたにもありますよね?
捨てられないのは記憶が邪魔をしているからです。
私は頑張って運んだ記憶が捨てるのを邪魔していました。
一度、その記憶を取っ払ってみましょう。
『ただのもの』として見るメガネをかけてみてください。
自転車で頑張って運んだシーツ → ホコリ臭くてダニも気になるシーツ
ホコリ臭くてダニも気になるシーツなんて、とっておく理由がありません。
押入れにしまっておく必要もありません。
そんなシーツはもう使わないのだから。
『ただのもの』として見るメガネをつければ、あなたの部屋にはいらないものにあふれて見えるかもしれません。
< ひょっとしてあなたも? >
『検索 やめられない』
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