意志が弱い私でも禁酒を1ヶ月続けられたのは――
2019年2月15日から禁酒をしています。
1日の飲酒量はだいたい350mlの缶、あるいは500mlを1本飲むくらい。
それをほぼ毎日続けていました。
休肝日を取る日もありましたが、3日以上開けたことはなかったと思います。
そんな状態から1ヶ月禁酒をしたら、どうなったと思いますか?
そもそも、なぜ禁酒を始めたのか
1つは何のためにお酒を飲んでいるのかよく分からなくなったからです。
お酒は大好き。なのですが、この頃は眠れない日に飲むことが多くなっていました。
飲めばふわーっとして寝付きがよくなる感じもありました。
だから飲んでいたのですが、本来お酒はおいしく飲むためのものですよね。
「眠るためにお酒を飲むというのは、何か違うな……」と違和感を感じ始めたのです。
お酒は睡眠薬として作られているわけではありません。
2つ目は、飲んだ日の次の朝が泥沼に沈んでいるかのように重くしんどいこと。
アルコールをとれば、眠れることは眠れるのです。
寝付きが良くなる感じもあります。
でも、朝はものすごくどんよりと泥沼から起きることになります。
しっかり眠れたと思える朝……?
もう思い出せないくらい。
いつから来ていないのでしょう。
ですが、たまに取る休肝日の朝では快調とまではいきませんが、飲んだ日よりは断然目覚めが良かった。
そこでふと「このまま飲まなければ、どうなるのだろう?」と思ったのがきっかけです。
禁酒してから1ヶ月ほど経ちました。
体と心に起きる変化とその効果を書いていきます。
禁酒を始めてから4日、5日くらいが1番辛かった
ほぼ毎日、夜寝る前はアルコールを飲むのを条件付けていたせいで、夜になるとものすごくお酒が飲みたくなります。
禁酒なんてやめて、コンビニで買ってこようか? ちょっとくらい飲んでもいいんじゃね? もう無理だ。
いやいやここで飲んだら、今まで何だったんだ? もうちょっと頑張ろう……。
頭の中で葛藤を繰り返していました。
なかでも、4、5日目くらいがとても苦しかった。
飲酒欲求がピークに達して、飲みたくて飲みたくてしょうがなかった。
この時に気付きました。
自分はアルコール依存症に片足を突っ込んでいたのだと。
毎日飲んではいるが、量自体はそれほど多くはない。
だから自分は違うだろうと思っていたのですが、これだけ飲みたくて飲みたくてしょうがなくなると怪しい。
情熱大陸のCMで流れるビールがあんなにおいしそうに見えたのは初めてでした。
気持ちをまぎらわすように、お酢を飲んでいたのが良かったのでしょう。
苦しいときは炭酸水でお酢を割って飲め
飲みたくてしょうがないときは炭酸水で割ったお酢を飲んでいました。
アルコール依存には『酢酸』が関係しているそうです。
いつごろかはわからないのですが、ずっと酸っぱいものを好んで食べていました。
これもアルコールが原因だったのでしょう。
お酢から『酢酸』を取ることによって、アルコールがなくなっても大丈夫な身体にゆっくりと変わっていきます。
お酒を意志の力でただ我慢するというのは、しんどいですよね?
炭酸水で割ったお酢を飲むことで飲酒欲求はだいぶ収まりますよ。
それでも、4.5日目のピーク時はしんどかったですが。
お酢をひたすら飲んでいました。
そして迷わず寝る。
お酢がなかったら、ピークの時には負けていた……。
確実に、お酒を飲んでいた。
ここまで続けられたのはお酢のおかげです。
あと、リンゴ酢と穀物酢ではリンゴ酢のほうがやはり飲みやすいですね。
どこにでも売っているミツカンのリンゴ酢。
めっちゃ飲んでいました。これですね。
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禁酒し続けると、甘いものがものすごく食べたくなる
飲酒欲求が収まってくると同時に、甘いもの食べたい欲求がものすごいことになりました。
チョコレート、クッキー、甘いもの全般が食べたくて仕方がなくなります。
お酒で足りなくなった何かを甘いもので補おうとしているのでしょうか。
禁酒をしていけば、大概の人は通る道みたいです。
きちんと禁酒ができているサインでもありますね。
朝の目覚めが劇的に変わった。実感できるほどに
そうしてお酒を抜き続けると、もう笑っちゃうくらい朝の目覚めが変わったんです。
これには驚きました。
朝はどんよりと泥沼から目覚めるもの。
まぶたは重いし、頭はボーッとする。
身体はだるいし、二度寝しようか迷いながらウダウダするのがデフォルトの状態だと思っていました。
あなたもそう思っていますか?
でしたら、それは違いますよ。本当です。
禁酒をしたら、こうなりました。
朝起きると、爽快感があります。
頭は綺麗に整理されているというか、ごちゃごちゃしていない感じで、二度寝しようとかそういうことを考えなくなりました。
そして、目覚めるのが苦ではないのです。
スッと起きられる。
デフォルトの状態が実はものすごく悪い状態だったんだと気付きました。
まるでお昼寝をした後の、あのふわふわとした気持ちよさが朝にも味わえるようになったんです。
「お酒を飲まない人は毎朝こんな風に起きているのか……疲れも取れるはずだわ」としみじみ。
朝の目覚めがこれだけ良いと、段々とお酒を飲むのが嫌になってきます。
お酒でどんよりとした泥沼の朝 or 禁酒し続けてスッキリとした朝。
どちらを取るのか天秤にかけたとき、私は禁酒を選び続けています。
ここまで飲まない日を積み重ねてきたのだから、いまさら崩したくもないのです。
それに私はお酒が大好きです。
そして、意志が弱い。
だから、お酒を飲まないという意思を続けることはできますが(お酢の力を借りながら)、1杯だけ飲んで、あとは我慢するということは多分できない。
1回飲んでしまったら、なし崩し的に飲んでしまうでしょう。
今日だけは解禁だ!と思っても、久しぶりに飲むお酒は当然美味しいです。
次の日になったらまた飲んじゃおうかな……と悩んでしまうでしょう。
もちろん、お酒にはデメリットばかりではなく、メリットもあります。
ですが、私のような意志の弱い人間にとっては身体に毒になります。
適量を適切な範囲で飲むことが出来ないのですから。
自己管理がきちんと出来て、いつでもスパっとお酒を飲まない日を作れる人が飲むものです。
禁酒1ヶ月でこれだけ変わったのだから
今後さらに続けていくと、どうなるのでしょうか。
身体や心には一体、どんな変化があるのか。
きっとあなたも『禁酒』に関心があるから、このページをここまで読んできたんですよね?
だったら、まずは1ヶ月。
は長いと思いますので、1週間禁酒をしてみませんか?
自分の意志で飲まない日を作れなかったら、私はアルコール依存だと思います。
1週間続けるといっても、『今日お酒を飲まない』を7日間続けるだけ。
お酒は睡眠薬ではありませんし、泥沼の朝を迎えるための悪魔の飲み物でもありません。
普段のお酒を美味しく飲むために、ときには生活からカラカラに抜ききることも必要です。
辛くなったらお酢を飲んでください。
そして、朝のスッキリとしたあの爽快感を体感してください。
今日があなたの禁酒開始1日目になりますように。
ファイト。
◆ ◆ ◆
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