なぜ『宇宙船ダムレイ号』にこれほどまでに達成感を感じなかったのか

2019/09/22レビュー記事

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『宇宙船ダムレイ号』
ニンテンドーeショップで配信されている3DS専用のDLソフトです。
DL版しかなくパッケージ版が販売されていないので、存在を知らない人も多いでしょう。

コレです、、、
宇宙船ダムレイ号:公式サイト

昨日、ストーリーを終えてエンディングを見ました。
以下にその感想を書いていきます。

注:ネタバレあり

プレイヤー = ケプラー星人

オチとしてはプレイヤーが操っていたキャラクターが実はダムレイ号の乗組員ではなく、ケプラー星人だったという。

ダムレイ号は、どこかに閉じ込められているところから始まります。
プレイヤーは何も分からない状態でボタンをガチャガチャ押してみたり、いろいろなところをタッチして状況を探ります。

その場所には女性の写真が貼ってあり……。
これは閉じ込められているのは人間であるというミスリードだったのかな?
私はその写真を見たときに、閉じ込められている人の奥さんか恋人なのかな?と考えました。
その写真をタッチしたときにだけ、穏やかなBGMも流れてきましたし。

色々調べていく中で、動かしているキャラがコールドスリープから覚醒したこと。
しかしカプセルを内側から開けることができず、中に閉じ込められてしまっている状況であることが分かります。

壊れているらしい宇宙船のOSを治した後、カプセルの外にあるロボットを遠隔操作しながらダムレイ号の中を探索していく流れです。

AR-7だけしか操作できないガッカリ感

思えば、序盤である宇宙船のOSを治して、ロボット格納庫を出るところまでがダムレイ号のピークでした。
簡単な計算だったり、知能テストのようなものを経て、段々と治っていく様子にワクワクしたのです。
「おお! この先、一体どんなことが起こるんだ」と。

また、遠隔操作できるロボットにはAR-7と書かれていて、AR-1〜AR-8までリストに並んでいます。
ひとつはロボット格納庫を出る段階で使えないことが分かりましたが、「場面場面で残りのロボットを切り替えながら、進んでいくんだろうなぁ」と思いました。
結構複雑そうにも感じました。

そのリストに書かれているからといって、すべて動かせるとは限らないのですけどね。
格納庫のロボットのように他にも動かせないロボットがあっても不思議ではありません。

でも、あのリストを見たら、色々なロボットを動かして進めていくんだと勘違いしてしまいますよね……。
ロボットの切り替えを駆使しながら、ダムレイ号の中をじっくり探索していくのだと。

ですが結局は、AR-7しか操作することはできず。
しかも、操作性が悪い。

横歩きができなかったり、明らかに視界に入っているのに全然反応しなかったり。
扉もしっかりと垂直に入っていかなければならず、微妙にずれていると壁にひっかかって入ることができません。
いちいち画面を回転させなくてはならないので、酔って気持ち悪くなることもしばしば。

リアルに作られているのか、作られていないのかよくわからない操作感です。

ストーリーが一本道すぎて、乗組員に興味が持てない

基本的にプレイに詰まることはなく、サクサクと進められました。
よくある脱出ゲームだと、ところどころで詰まったり悩んだりして攻略サイトを見ることがあると思いますが、ダムレイ号は一本道でわかりやすいです。

しいて言うなら、バリケードのところで行き詰まったでしょうか。
バリケードの下にある容器に気づかず、酸化銅を持ちながら色々な部屋をウロウロしました。
ドクターのメモを読む限り、薬品を混ぜると容器が爆発するとあり、「爆発をうまく使えるようなところはバリケードのところくらいだよなぁ」とバリケードを何回か調べた後に、ようやく容器を見つけました。

ここにいたるまでに謎の少女がでてきたり、ケプラー星人なるものがでてきたりして、?が止まりません。
謎の少女はまだ許容できたのですが、星人は急に感じたなぁ。

「あ、このゲーム、そういうファンタジー的な要素も入ってくるのですね」といきなり突きつけられた感じです。
サスペンスだと思っていたのですが、どうやら違うのか……?

そして、色々探索して進めていってコールドスリープの部屋へ。
カプセルを開けると、そこから干からびた緑色の手がカプセルの縁を掴んでエンディング。

実はプレイヤーが動かしていたのはケプラー星人でした、というのが分かるわけですが「あ、そうだったんだ……」くらい。
それほど驚きもありませんでした。

どの部屋が誰の部屋というのにもあまり興味が持てず。
船長の日誌?日記?にヒントのようなものが書かれていたのですが、各キャラに対しての感情移入というか、情がないので、誰がどの部屋に住んでいようとまったく興味がわきません。

いかんせんプレイヤーに与えられている情報があまりにも少なかったのが原因だと思います。
ケプラー星人という性質上、あまり多くの情報を与える(理解できる)のもおかしいのかもしれませんが。

「ん?」が多い

振り返ってみて、1番違和感なのはロボットアームに手榴弾を投げるムービーシーンです。
アームに対して手榴弾を投げるのだと思っていたのですが、実際はアームの攻撃をギリギリで避けて、アームの後ろに手榴弾を貼り付けて爆発させていました。

貼り付けて爆発するタイプの手榴弾なんて知らなかったぞ。
それとも見逃していただけでその情報はどこかにあったのでしょうか。
人並みの知性があるとはいえ、よく手榴弾をあそこまでスムーズに爆発させられたなと不思議に思いました。
船の人工知能に使い方を聞いていたのか?

もし私が今、あの手榴弾を渡されても、うまく使うことはできないだろうし、ヘタしたら色々試しているうちに爆発させてしまうでしょう。

スペースリーチという虫もなぜダムレイ号のなかにあれほどたくさんいるのかわかりませんでしたし、どうやって駆除しているのかもわからない(見つけたら駆除というコマンドがでてきて、押すと小さくなって消えるだけ)。

謎の生命体は考察をするほどの情報も与えられないまま、本当に謎のままで終わってしまった。

そうじて違和感です。
リアルに作られているのか、作られていないのかよくわかりません。

のめり込むほどの力はなかった

全体的に?が多いゲームでイマイチ入り込めませんでした。
さきほども少し話しましたが、ケプラー星人という性質上仕方がないことなのかもしれませんが。

「そうなんだ……それでそれで……!?」と続きが気になる感じではなく、「そうなんだ……で?」といちいち止まってしまっていた印象です。

最初のところがピークだったなぁ。

2019/09/22レビュー記事

Posted by hanami yozakura