やめたいのにやめられない検索癖を抑える――その効果的な方法
この記事では、やめたいのにやめられない検索癖の原因とその対策方法を知ることができます。
どうか、知るだけで満足して戻らないでくださいね。
実践してはじめて、検索癖を断ち切ることができます。
知って満足してさようなら、では今までのあなたと同じですよ。
それでは、まずは目次から、、、
始めに:検索すれば、簡単に答えが分かってしまう時代
便利な世の中になりましたよね。
何か問題が起こったとしても、検索すれば何かしらの解決策(らしきもの)が簡単に分かるようになったのです。
つまり、あなたが今直面している問題でも、すでに誰かが経験済みということです。
インターネットがここまで大きく発達する前は、書籍が"先駆者"の情報を得るのに手っ取り早い方法でした。
その比重が段々とインターネットに傾いた今、本を読むよりも『とりあえず検索して調べる人』が圧倒的に多いのではないでしょうか?
分からないことがあってモヤモヤするから、検索。
知らないことにぶつかったから、検索。
どっちがいいのか迷ったから、検索。
少しずつ少しずつ検索する回数は増えていき、どうでもいいようなことまで検索してしまう。
試しにブラウザの履歴を見てみてください。
昨日のあなたの検索ワード、一昨日のあなたの検索ワード、一昨昨日、、、
その中で、あなたが覚えている情報、実践していることはいくつあるでしょう?
検索してたくさんの情報を得ているはずなのに、なおも情報に飢え続けている。
私があなたにこんなお願いをしたとしましょう。
「明日の24時まで、検索を使ってはダメです。
何か気になっても検索しないで過ごしてもらえますか?」
24時に近づけば近づくほど心がムズムズして、色々なことが気になって仕方がなくなるでしょう。
24時になった瞬間に決壊したかのように検索してしまうかもしれませんね。
これはいったいどうしてなのでしょうか?
なぜ『検索』には、あなたが「やめたいけどやめられない」と悩んでしまうほどの強い中毒性があるのでしょうか?
10秒ほど考えてみてください。
別のウィンドウを開いて、検索して答えを探すなんてことはしませんように。
自分の頭で考えてみてください。
いったい、どうして?
答えが出たら、ページをスクロールして次に進みましょう。
こういうことなのです……。
原因:情報のスロットマシンを回すのは、気持ちがいい
『メールは脳内スロットマシンである』
この本の中にそういったことが書いてありました。
→1440分の使い方 ──成功者たちの時間管理15の秘訣:Amazon
一体どういう意味なのでしょう?
メールがきていると、どんな内容だろうと気になりますよね。
メールがピンとこなければ、何かの通知を思い浮かべてください。
例えば、ホーム画面にLINEの通知がきていたとき。
どんなメッセージだろうと気になって、内容を確認しませんか?
通知ランプがピコンピコンと点滅していたら、内容が気になって確認してしまうでしょう。
これは検索においても当てはまるのではないでしょうか。
つまり色々なサイトをめぐって、情報を得るのはあなたにとって気持ちがいいことなのです。
いうなれば、検索ワード(コイン)を検索ボックス(スロットマシン)に入れて、情報(コイン)がジャラジャラと壊れたかのように出続けている状態です。
この"情報スロットマシン"の質が悪い点はインターネットに繋がってさえいれば、24時間いつでも出来てしまうということです。
しかも無制限に、無料で、いつまでも。
気持ちがいいことが24時間いつでも、無制限&無料で出来てしまうのですから、検索癖がついてしまうのも無理はありません。
ですが、あなたはその問題に気づきました。
『検索依存を治したい』『検索癖をやめたい』『スマホをやめたい』……そう思いながら、この記事を読んでいるのですよね?
情報のスロットマシンを回し続ける生活から抜け出すには何をすればいいのでしょうか?
この方法は今からでも試すことができますよ。
方法:スマホの画面をモノクロにすれば、検索欲求が驚くほど収まる
あなたのスマホの画面はカラー表示ですよね。
これをモノクロ(白黒画面)にするのです。
カラーテレビから白黒テレビに戻るように、あなたのスマホも時代に逆行する必要があります。
このようなスマホ中毒を克服するために、Harris氏はスマホの画面をモノクロにするのをすすめています。完全にスマホ中毒でなくなるわけではありませんが、InstagramやSnapchatがカラーではなくモノクロになると、間違いなくかなり魅力がなくなります。
画面をモノクロにするだけでスマホ中毒は軽くなる:ライフハッカー[日本版] より引用
Tristan Harris:トリスタン ハリス
Center for Humane Technologyの共同創設者であり、Googleのデザイン倫理学者として働いていた経歴もあります。
色が持つ心理効果はすさまじく、知らず知らずの内にあなたに影響を及ぼしています。
モノクロにすることによって、その心理効果を断つことができるのです。
実は、私もあなたと同じようにスマホ中毒、検索依存症でした。
「スマホを手放したい」「すぐ検索する癖を治したい」と思っていても、手放せなかったのです……。
そんな私でさえも、画面をモノクロに設定してから、劇的にスマホを触る時間が少なくなりました。
モノクロの画面では、検索欲求がめったに疼かないのです。
あなたのスマホもモノクロに設定してみてください。
すぐにその効果を感じられることでしょう。
モノクロに慣れなかったら、いつでも元のカラー表示に戻せます。
あなたにリスクはこれっぽっちもありません。
では、その設定方法です。
iPhoneとAndroid それぞれの設定方法
【iPhone】
- 【設定】を開く
- 【一般】を押す
- 【アクセシビリティ】を押す
- 【ディスプレイ調整】を押す
- 【カラーフィルタON】を押す
- 【グレイスケール】を押す
【Android】
- 【システム設定】を開く
- 【開発者向けオプション】を押す
- 【色空間シュミレート】を押す
- 【全色盲】を押す
Androidの開発者向けオプションはデフォルトの状態では表示されていません。
設定を変更する必要があります。
個々の機種でやり方が微妙に違うので、下のリンクをクリックして『開発者向けオプション ○○(使っている機種の名前)』で調べてみてください。
→開発者向けオプションをオンにする方法を調べる:Google 検索
できましたか?
最後に:検索すること自体は悪いことではない
検索すること自体は決して悪いことではありません。
包丁で人を殺せるからといって、包丁は悪いものとはなりませんよね。
正しく使えば、便利な"道具"なのです。
そう、正しく使えば……。
自分にあったスマホとの距離感、検索との距離感があるはずです。
道具はあくまで道具でしかありませんし、道具に使われていてはならないのです。
◆ ◆ ◆
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