【ヤフオク】ぺいぺい……バック……端数返金……
ヤフオクでゲームソフトを販売した。
ソフトは動作確認済みで、タイトル画面の写真も載せていた。
1日くらい経った後、購入者が現れた。
普通に商品を発送、何事もなく終わると思いきや……。
様子がおかしい購入者
しばらく経った後、購入者から「ソフトが起動しない」というメッセージが届いた。
?
とりあえず、動作確認済みであること、タイトル画面の写真も載せてあることを伝えて、色々聞いてみる。
だが、なんだか日本語がおかしい。
「きましたが、うしろにキズがあるせいで、ソフトが動かないのですが、」
「うしろにキズがあることで、ソフトが動かないです、」
「梱包問題ないです
箱に
破損はありません
うしろにキズがあるのでそれが原因です」
句読点が独特だったり、変な改行だったり。
しかも「後ろにキズがあるのでこれのせいだと思います」の一点張り。
全部これに終着してしまう。
そもそも、後ろにキズなんてなかったはずだが……?
見逃していた可能性もあるが、そのキズがあったとしても、動作確認自体は出来ている。
やっぱり、なんだかおかしい。
この流れ……前にも……
しばらくして、購入者から着払いでの返品を求めるメッセージが届く。
どうしたものか悩んでいると
「ぺいぺいで800円バックで取引完了どうですか?」
「良い評価しますのでIDつたえますので」
という追加メッセージがあった。
なぜ800円なのだろう(2800円で売っていた商品なのに)。
動かないのに、端数返金でいいのだろうか。
よく分からない。
この人の出品物を見ると、新品のSDカードやmicroSDカード、SSDなどの記録媒体を多数販売しているようだった。
評価は97%ほどだったのだが
- SDカードが読み込まない
- SSDが正常に動かない
- 商品に問題があり、連絡したが返信がない
などの悪い評価がつけられていて、少し怪しさを感じた。
これだけの新品の記憶媒体をどこから集めてくるのだろう。
大量に安値で仕入れる必要があるが……となると中華系の人なのだろうか。
とりあえず返品対応、返金対応は出来ないことを伝えると
「通報していいのでしょうか」
「重なると停止になります?」
ん?
この流れ、前にもあったような?
ぺいぺい……バック……端数返金……
確信犯
記事にするかもしれないので、気になった取引やトラブルになった取引はスクリーンショットで保存している。
1枚1枚確認して遡っていくと、5ヶ月ほど前にまったく同じ流れの取引を見つけた。
特徴的な文体、PayPayを「ぺいぺい」、返金を「バック」、端数返金など。
このアカウントの評価を見ると、色々なゲーム機やカメラの新品を販売している様子だった。
良い評価の割合は95%前後なのだが、悪い評価が結構連続している。
- 新品なのにキズがついている(確実に新品ではない)
- 説明文に書いてある付属品が入っていない
- 購入した商品とは違うものが届いた
- 日本語が拙く、やり取りに苦労した
など。
さらに問題なのが、商品に不備があったとして、返品返金対応を求めてきたという評価がいくつかあることだった。
断ったら暴言や脅迫まがいのメッセージが送られてきたとも。
評価でさえ、これだけ付いているのだから、トラブル自体はもっとあるはずである。
……。
2つの取引の追跡番号を確認すると、同じ県の同じ郵便局が配達担当していた。
同一人物の可能性が高い。
以前のアカウントはブラックリストに登録されたので、別のアカウントで購入してきたというところだろうか。
5ヶ月も前のことであり、別のアカウントだからバレないと考えたのか。
通報という機能も知っているし、重なるとアカウント停止になることも知っている。
確信犯で間違いない。
この感じだと、アカウント停止になったこともあるのだろう。
なんというか……。
端数返金のカラクリ
確信犯だと考えると、意味の分からなかった端数返金も納得した。
適当なクレームをつけての着払い返品か全額返金だったら、着払い返品が多かったのだろう。
多分、半額返金でも着払い返品が勝つ。
だが、端数のみ返金だったら応じてしまう人が多い。
着払いより料金が安い可能性があるし、帰ってきた商品を再出品再発送するのも面倒である。
だったら……。
端数返金に応じてくれれば、いくらか安く商品を手に入れられることになる。
返品になったとしても着払いなので、マイナスではない(発送する手間はあるが)。
返品返金に応じてくれない場合でも受取評価をするだけ。
購入者側は言い得である。
色々試行錯誤した結果の端数返金なのが分かって、不愉快な気分になった。
ヤフオクにもゾンビがいる
結局、どちらの取引でも返品返金対応は断った。
動作確認できていることは確認済みだし、タイトル画面の写真も載せていた。
日本語の拙さや悪い評価の内容、その他もろもろを加味した上での判断だった。
1週間後くらいに受取評価と悪い評価があったが、こちらに落ち度はないので気にする必要もない。
問題なのは今回のアカウントもブラックリストに入れたところで、また別のアカウントを作り、購入してくるのだろう。
X(旧Twitter)にはインプレゾンビがいるが、ヤフオクにもゾンビがいるのだ。
ゾンビに対して、自衛の手段がブラックリストしかないのがキツい。
しかもブラックリストとして上手く機能していない。
購入者の住所をその都度確認して、同じような住所をはじくことも出来るが「購入したのにキャンセルされた」などの悪い評価がつけられるのだろう。
詳細な住所は分からないので(匿名配送を選択している)、同じ地域の別の人の可能性もある。
かといって、匿名配送をやめるのもリスクである。
常に後手に回るしかなく、人間側にとっては厳しい戦いである。
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