その命を一体何に使う?
花に水をあげるように、自分の人生に意味を与えるのもまた、自分なのです。
この記事には、『あした死ぬかもよ 人生最後の日に笑って死ねる27の質問』にある『しつもん17』の私の答えと思ったことが書いてあります。
・おじいちゃん、おばあちゃんの名前をちゃんと言えますか?
家系図を書く
テレビや教科書などではたまに見る家系図ですが、自分の家の家系図を見たことはありますか?
私は一度もありませんでした。
ここに書かれているように、エクセルで家系図をつくってみることにしました。
これがなかなか進まない。
おじいちゃん、おばあちゃんの名前は分かりますが、ひいおばあちゃんやひいおじいちゃんはもうさかのぼれません。
親戚まわりも、あぶない。
あの人はどこに入るんだ? あ、忘れてた。なんてことも。
あなたの命のルーツ(流れ)の重みが直感的に実感できる
ひすいこたろう:あした死ぬかもよ 人生最後の日に笑って死ねる27の質問 P.148 より引用
こうやって、命のバトンが受け継がれてきたこそ、自分という命が誕生したんだ。
自分が名前を知らないだけで、ひいおじいさんやひいおばあさんもいるし、高祖父(ひいひいおじいさん)や高祖母(ひいひいおばあさん)もいるわけです。
さかのぼればさかのぼるほど、家系図は大きくなり1人1人の名前も小さくなっていきますが、確かに存在していた命です。
『もともと存在していなかった命』と『生きていた命』は違いますよね。
有り難い命を何に使うのか
もっともあり得ない(有り難し)ものこそ、あなたの命なのです。
ひすいこたろう:あした死ぬかもよ 人生最後の日に笑って死ねる27の質問 P.148 より引用
さて、その有り難い命、いったいなにに使う?
何度も何度も同じ質問をされています。
この命を一体何に使うのか?
たくさんの人間が関わって繋いできた命のバトン。
この命で自分は何をしたいのか?
人生に意味を与えるのは自分
ここでは、野口雨情が例として挙げられています。
1週間しか生きられなかった娘を失って、酒に溺れる日々が続いた雨情。
夢にでてきた娘の瞳にはいっぱいの涙を浮かべて泣いていたそうです。
なぜ泣くのか・・・?
いや、泣くことすらできずに逝ってしまった娘。
自分の人生にすら挑戦すらできなかった娘。それに比べたら自分はどうだ。父と母から健康な身体をいただき、すでに二十数年の人生を送っていながら、自ら人生を諦め、酒に逃げていた!『何とか、立ち直らなきゃ』
ひすいこたろう:あした死ぬかもよ 人生最後の日に笑って死ねる27の質問 P.144 より引用
第1章の最後に書かれていた言葉を思い出しました。
やれる可能性があるやつが努力しないのを見ると胸倉つかんで「俺と変われ」と言いたくなる。
23歳で白血病で亡くなった悠季くんが生前に残した言葉
ひすいこたろう:あした死ぬかもよ 人生最後の日に笑って死ねる27の質問 P.72 より引用
人生が始まった矢先に亡くなってしまった雨情の娘。
努力できる環境にある人がほとんどなのに、自分にはそれすらできないことを悔しがっていた悠希くん。
したいこともわからないまま、終わってしまった命がある。
したいことができないまま、終わってしまった命がある。
したいことをしないまま、終わるかもしれない命がある。
当てはまりますか?
その命を一体何に使う?
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