あなたの人生もこうなりますように
生まれたいと思って生まれるわけではありません。
親は選べないし、生まれる時期も選べないし、得意なことも選べないし、苦手なことも選べないし、性格も選べないし、顔も選べないし、身体も選べないし、全部選べない。
でも。それでも。
人生最後の日にこう言えたらいい。
この記事には、『あした死ぬかもよ 人生最後の日に笑って死ねる27の質問』にある『しつもん27』の私の答えと思ったことが書いてあります。
理想の人生を生き切った「未来のあなた」が、「今日のあなた」にメッセージを贈るとしたらなんと伝える？
未来の私から今の私へ
よっ。お疲れさま。
無事に最後まで自分の人生を全うすることができました。
人生長いな〜なんて思ってたけど、終わってみるとあっという間。
あの本に書いてあったとおりだね。
ほんと。
なんとなく生きてきた人生。
小学校も中学校も高校も、大学も、就職だって、なんとなく決めて、なんとなく生きてきたよね。
だけど、就職先で挫折して、もう生きていたくないって思うほど、しんどい思いもしたね。
ひたすら眠り続けたときもあったし、壁や天井の白を見ながら、涙がでてきたこともあった。
冷蔵庫やエアコンの音が部屋に響いて、「ああ、自分には何にもないんだな」なんて思ってた。
何にもないって。
それに気づいたとき、悔しくって、ひとつでも何かないかと探したけどやっぱりなかったね。
自分には何にもないし、自分の人生にも何にもなかった。
永遠と白い壁と天井が広がっていて、そこにぽつんとひとりぼっちで。
何にも積み上げてこなかった自分。
一生懸命頑張ったと言えるものがひとつもない自分。
悔しかったよね。
虚しかったよね。
「自分の人生は一体何なんだろ？」
そう考えだしたら、止まらなかった。
本気で自分がのめりこめるものを探して。
自分の人生をかけられるものを探して。
自分の人生をかけてもいいと思えるものを探して。
それが『セールスライティング』だった。
私が人生の中でしていたかったこと……。
それは「人を助ける」
誰かのために。
誰かのためになることをしよう。
でも、どんなに頑張っても、自分の時間は24時間しかない。
どんなに時間を節約しても、24時間のなかでやりくりしなければならない。
人間の制約。
でも、セールスライティングなら、その制約を超えられる。
なんてったって『セールスマンシップ・イン・プリント』だもんね。
人を笑顔にするために作られた商品。
人の人生をより豊かにするために作られた商品。
人を助けるために作られた商品。
そういうのが、適切な人のもとに届かず、売れなくて終わっていくなんて悲しいもんね。
それに、車が欲しいとか、服が欲しい、アクセサリーが欲しいとかそういう欲があんまりないし、どちらかというと、自分のために働くというより、誰かのために働くというのがしょうにあってた。
その頃から、少しずつ心が変わってきた。
自分はどこに向かうべきなのかが、定まってきた。
真っ暗で真っ白だった自分の人生に、進むべき光が指したような気がした。
でも、「そのまま進んで大丈夫なのか？」「また挫折するのは怖い」「本当にこっちで合っているのか？」なんて、色々浮かんできたよね。
無視することはできなかったけど、それでも進んだ。
進んできてよかったよ！
松来さんの言葉にあったよね？
私は、私に生まれて幸せです。って。
どうしたらそんな言葉が言えるんだろうって。どんな気持ちで言っていたんだろうって。
自分の人生もそう言えるときがくるんだろうか？
そう思ってたよね？
こんな気持ちだよ。
振り返ると、いろんなことがあった。
楽しいことも、うれしいことも。
つらいことも、苦しいことも、投げ出したいことも、逃げ出したいことも。
全部まとめたら、ネガティブな方が多いと思う。笑
でも、それでも進んできたよね。
何にもなかった自分がよくここまで進んでこれたな〜なんて思ったりする。
周りのみんなみたいに、シュピっと真っ直ぐな一本の道ではなかったけれど。
うん。道ですらなかったかも。
ぐにゃぐにゃしてて、色んな所ところに寄り道して、フラフラしながら、それでも遠くで光っている場所を目指して進んできた。
よくやったよね。
私は私が誇らしい。
何にもなかったんだから。
何にもないまま、スーって終わっていった可能性もあったし、「変わりたい」と思いながら、ずるずると変わらない人生を送ることもできた。
よくやったよ。よくやった！
胸を張って誰かに誇れる人生だったよ。
みんなに自慢できる人生だ！
ありがとう。幸せな人生だった。
私は、私に生まれて幸せです。
人生最後の日の未来のあなたより
素敵なプレゼントはもう、もらいましたか？
実は、この本では、人生最後の日の自分の……(中略)
ひすいこたろう：あした死ぬかもよ 人生最後の日に笑って死ねる27の質問 P.219 より引用
ひすいさんが私たちにくれた素敵なプレゼント。
あなたはもう、もらいましたか？
